V5Iには、EcoSystemという強力な機能があります。このEcoSystemの基本的な機能と、Mapping
Terrainを使用して田んぼを作ってみます。
初めに、田んぼの地形の画像を作ります。白黒の２値で512×512ピクセル画像を作成。今回は、横方向に繋げたかったので、横方向のみシームレスに作ってあります。
できた画像のレイヤーを複製し、ガウスぼかしを4〜8ピクセルぐらいでかけます。
オリジナルのレイヤーの画像と、ぼかしの画像をそれぞれtanbo.jpgとtanbo2.jpgで保存。
地形を作成します。解像度は、デフォルトの256でかまいませんが、細かい表現が必要なら２倍に上げます。
Resetをクリックし、Pictureを選択してダイアログを表示させます。
作成した、tanbo.jpgを呼び出します。Proportionsを10%前後まで下げ、畦道らしく見えるようにします。
必要であれば、Erodeなどのツールを使い、地形を編集します。作例では、fluvialエフェクトを数回かけています。
OpenGLを有効にしていれば、地形はこのように見えるはずです。
地形をごくわずかに地面から上げておきます。
マテリアルを割り当てます。田んぼと畦道、2つの材質が必要ですので、Mixed
materialを選択します。
地面のマテリアルは適当なものを選択します。水面は、本来はLiquidから選びますが、テストレンダ時に時間がかかりますので、ここは認識しやすい色のみ割り当て、透明度は0のままにします。
マッピングにより材質を分けますので、マテリアルの右側にある、Distribution
of materialsをctrl+クリックして、SmartGraphを呼び出します。
左側に並ぶアイコンのうち、Texutre Map Nodeを選びます。ノードがDistrubution
outputに接続されます。
ノードをクリックすると、編集画面が下側に現れます。
小さな→をクリックして、tanbo2.jpgを呼び出します。
黒がマテリアル1、白がマテリアル2に割り当てられるので、白黒を反転させます。
また、注意したいのは、マップで割り当てられる領域と実際の地形はz軸方向（上方）から見て１８０度反転しています。
そのために、画像の左下の９０度回転矢印を２回押して、画像を１８０度回転させる必要があります。
(注 最近のパッチをあてたVueでは、この反転現象が回避されています。確認してから実行してください）
こんな感じになります。